本来は2021年2月に実施予定だった徳川みらい学会の講演会が7月31日、静岡市清水区の清水文化会館「マリナート」で開かれました。奈良大学教授の千田嘉博さんが「駿府城から江戸城へ―家康の目指した平和」をテーマに講演し、「築城の名手だった家康」に焦点を当てました。城郭考古学者の千田さんは最先端の石垣研究に基づき、天正期駿府城の石垣からは「『秀吉の城』のような断定はできない」ど語り、家康が早くから先進的な城を築いていたことや、慶長期江戸城で日本最強の城を実現した過程を明らかにしつつ、最終的には過剰な武装の城づくりをやめて、平和な時代にふさわしい城へと転換させていった意義を解説しました。
本来は2021年2月に実施予定だった徳川みらい学会の講演会が7月31日、静岡市清水区の清水文化会館「マリナート」で開かれました。奈良大学教授の千田嘉博さんが「駿府城から江戸城へ―家康の目指した平和」をテーマに講演し、「築城の名手だった家康」に焦点を当てました。城郭考古学者の千田さんは最先端の石垣研究に基づき、天正期駿府城の石垣からは「『秀吉の城』のような断定はできない」ど語り、家康が早くから先進的な城を築いていたことや、慶長期江戸城で日本最強の城を実現した過程を明らかにしつつ、最終的には過剰な武装の城づくりをやめて、平和な時代にふさわしい城へと転換させていった意義を解説しました。