【共催】駿府城を愛する会 令和7年度講演会
◆講師 麓 和善(ふもと かずよし)氏(名古屋工業大学 名誉教授)
◆テーマ「駿府城天守の魅力」
静岡市が制作を進め、来春、完成予定の駿府城AR、VR映像について学習しようと、駿府城を愛する会と徳川みらい学会の共催で静岡市のクーポール会館で開きました。市は1990年までに建築学観点から駿府城について詳細に調査し、麓名誉教授はこの調査にあたった名古屋工大の故内藤昌教授の研究室出身。故内藤教授の調査をもとに駿府城の特長について解説。特に駿府城天守の規模は全国的にみても大きなサイズだったことを示し、「大坂の陣の前に巨大な城を築くことは、徳川の時代の到来を思わせる戦略的な意図があった」と強調しました。