徳川みらい学会の第6回講演会が2月26日、静岡市民文化会館中ホールで開かれました。テーマは「今川から駿府への贈り物」。本多隆成氏(静岡大学名誉教授)と小和田哲男氏(徳川みらい学会会長、静岡大学名誉教授)が講師となってそれぞれに講演しました。本多氏は「今川氏親・義元の葬儀―臨済寺所蔵天沢寺殿秉炬」の題で語り、2018年から3年間の臨済寺文書調査で新たに発見された「天沢寺殿秉炬」の解析を基に義元の葬儀について紹介したほか、大規模に実施された氏親の葬儀などに触れながら、今川の寺社政策を明らかにしました。小和田氏は「徳川家康が今川から継承したもの」の演題で講演し、伝馬制度や検地、商業政策など今川時代の優れた治世や高度な文化が徳川に受け継がれたことを解説し、駿府の繁栄の礎が今川にあることを説きました。
徳川みらい学会の第6回講演会が2月26日、静岡市民文化会館中ホールで開かれました。テーマは「今川から駿府への贈り物」。本多隆成氏(静岡大学名誉教授)と小和田哲男氏(徳川みらい学会会長、静岡大学名誉教授)が講師となってそれぞれに講演しました。
本多氏は「今川氏親・義元の葬儀―臨済寺所蔵天沢寺殿秉炬」の題で語り、2018年から3年間の臨済寺文書調査で新たに発見された「天沢寺殿秉炬」の解析を基に義元の葬儀について紹介したほか、大規模に実施された氏親の葬儀などに触れながら、今川の寺社政策を明らかにしました。
小和田氏は「徳川家康が今川から継承したもの」の演題で講演し、伝馬制度や検地、商業政策など今川時代の優れた治世や高度な文化が徳川に受け継がれたことを解説し、駿府の繁栄の礎が今川にあることを説きました。