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第4回講演会

徳川みらい学会の第4回講演会が10月8日、静岡市民文化会館大ホールで開かれました。「再現された大坂冬の陣図屏風(びょうぶ)」をテーマに、凸版印刷文化事業推進本部のクリエーティブディレクター木下悠氏と、徳川みらい学会小和田哲男会長(静岡大学名誉教授)が講演しました。「大坂冬の陣図屏風」の復元プロジェクトに携わった木下氏は、東京国立博物館所蔵「大坂冬の陣図屏風」(模本)のいわれや、多くの専門家の協業によってなしえた復元作業の実態をつまびらかにし、小和田会長は、屏風に描きこまれたさまざまな場面と史実とを照らし合わせて分かりやすく解説しました。これほどの壮麗な屛風絵が一体何のために、誰が描かせたのかは、まだ、解明されていません。歴史のミステリーにも聴取は関心を深めました。